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Q&A:2

月経(生理)に関するトラブル...

Q:ひどい月経痛(生理痛)がある

◆A◆

16歳から50歳の女性の1/4以上がひどい月経痛に悩まされているといわれています。

お腹の痛みだけではなく、頭痛、吐き気、下痢、気分の変動といった症状を認めることもあります。

症状が強い方では、学校や仕事に行くのも困難になり、日常生活に支障をきたす場合もあります。

Q:月経困難症って?

◆A◆

月経困難症とは、月経の時やその直前から始まる痛みなどのさまざまな症状によって日常生活も困難になった状態を指します

Q:どうして起こるの?

◆A◆

子宮の内側にある子宮内膜細胞で作られるプロスタグランジンというホルモンが過剰に作られ、子宮が必要以上に収縮して痛みが出る場合(原発性月経困難症)と、子宮や卵巣に異常があって痛みが生じる場合(続発性月経困難症)があります。

Q:子宮や卵巣の異常って?

◆A◆

子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症、骨盤内の炎症や癒着などが月経痛の原因となります。

特に、子宮内膜症は月経痛をよく起こす病気として知られています。

また、これらの病気は月経困難症と同時に不妊の原因となっていることもあります。

Q:子宮内膜症って?

◆A◆

子宮の内側にある細胞が子宮の内側以外(卵巣や子宮の裏側、腹膜など)で増殖し、月経のたびにその場所で出血を繰り返す病気です。月経困難症や卵巣腫瘍の原因となったり、不妊の原因となったりします。

Q:月経痛がひどい場合は受診した方がいい?

◆A◆

症状がひどくなる前から治療することによって、痛みのコントロールがしやすくなるといわれています。我慢せず、早めに受診しましょう。

また、子宮や卵巣に異常があるかどうか、超音波検査などの診察を行って調べることができます。

Q:どんな治療がある?

◆A◆

保存的治療(鎮痛剤やホルモンを調節する薬を使う)と手術療法の大きく2つに分けられます。

まずは、保存的治療で症状のコントロールを行います。

効かない場合や子宮や卵巣に異常がある場合は手術療法が選択されることもあります。

Q:月経困難症の治療薬って?

◆A◆

まずは鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬)で、症状のコントロールを図ります。それでコントロールが出来ない場合はホルモンを調節する薬を使います。

それぞれの薬には副作用があり、体の状態や持病によっては使えない薬があります。

そのため、個人にあった治療法の選択がなされます。

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